ふとPCのフォルダを見ていたら、10年ほど前の結婚式の見積書を発見しました。
親族のみ、20数名で執り行ったのですが、式と披露宴で約70万円でした。
そんなもんだったかなぁ~という感じです。
今回は当時のことを思い出しつつ、徒然と書いてみます。
ちなみに私は、妻のほうです。
とある小さめの結婚式場の御見積書
お義母さんにすすめられた式場で挙げることになりました。(詳細は後述)
たぶん2020年現在でも6万円台から!とうたっていると思います。
確かにパッケージ基本料金は6万円台ですが、合計30万円くらいになりました。
こちらは、2010年当時のお見積りです。
- 挙式パッケージ 65,000円
- 人数超過 5,250円
- 土日料金 10,500円
- ブーケレンタル 5,250円
- ヘアメイクリハーサル 10,500円
- 集合写真・アルバム追加分 139,125円
- 引出物(11セット) 66,418円
- フラワーシャワー 5,250円
- キャンペーン割引 -17,000
パッケージに含まれないものでどんどん膨れました。
新郎新婦の衣装も、パッケージ内はここまでで、オプションはここからですというように分かれています。パッと見て華やかなドレスは完全にオプション物です。私はパッケージ内におさまるドレスで気に入ったものがあったのでそれに決めました。地味ですが地味がよかったのです。
手袋もロングにすると肌着扱いで追加料金発生(買い取り)で、ショートだとレンタル可能でした。そこもこだわりがなかったので、ショートにしておきました。
ヘアメイクリハーサルは正直いるだろうか?とも思いましたが、当日初めて会うヘアメイクさんで、なおかつ遠方という何となくの不安があり、リスク対策として入れておきました。安心感はあったので、やってよかったと思います。
写真は、記念に残るモノということで奮発したところです。パッケージに含まれているのは新郎新婦2人の写真のみだったので、親族一同の集合写真も追加しました。また、親に渡す用の台紙つき写真と、自分たち用のCD-Rデータつきアルバムも追加しました。
フラワーシャワーが高くて迷いましたが、他の演出を全カットしたので、人数の3分の2くらいの量で入れておきました。カゴに入れた花びらを配るので、きっちり全員分なくても大丈夫でした。あとで写真を見たら、フラワーシャワーを入れておいてよかったなと思いました。
披露宴の御見積書
披露宴とはいっても、式の続きなので親族のみの会食です。
式場に併設されたレストランで小ぢんまりと開きましたが、23名で、42万円弱でした。
- 会場利用料 52,500円
- 料理+フリードリンク 338,100円
- 生ケーキ 14,490円
- 贈呈用花束 10,500円
- ブートニア 2,100円
お料理は、あまりにショボいコースだと失礼だと思いそれなりのコースにしました。1人あたりお料理12,600円+ドリンク2,100円です。
簡易なケーキ入刀をしてみたくてケーキを頼んだところ、人数分で計算され、630円×23人となっていました。
席次表と席札は自分たちで用意していったので無料でした。
小さい会なのでお色直しはしていません。新郎新婦ともに式で着た衣装そのままで出ました。
最終的には、席にお花(装花)を置くことにしたので、もうちょっとかかったと思います。お花も、値段によって華やかさやボリュームが全然変わるのでもう本当に考えるのがいやになっていました。
そのほか結婚にまつわるお金
- 新婚旅行(南の島) 約80万円
- 結婚指輪 約20万円
- 別撮り和装写真 約9万円
- 親族の交通費・宿泊費 約40万円
- リングピローやら芳名帳やら細々したもの 15,000円
私は婚約指輪というものに意味を見出していないタイプなので、新婚旅行にあてました。
一方で結婚指輪は重要視していて、一生ものかな~ということで、ブランド品を買いました。
そのほかでいうと、内祝いもそれなりにかかりました。が、もらったものへのお返しなのでやむなしですね。新居への引越し代も敷金礼金などあるので数十万単位でかかりました。
あとはその界隈のメディアがプッシュする「ブライダルエステ」ですが、私は直前に1回マッサージとシェービングのセットを受けてきました。半年前からやるようなガチなエステは、たしかに気分が盛り上がりそうなので、やりたい人は(そしてお金にも余裕がある人は)やったらいいんじゃないかなぁと思います。シェービングはやっておいた方がいいと思います。意外と背中~首のうぶ毛が生えているので、ドレスを着ると結構見えます。
結婚式に対するスタンス(雑談)
私は、そもそも結婚式というものに大して夢みたいなものを持っていませんでした。雑誌とか一部の女性の間で言われているような「人生で一番輝くとき☆彡」みたいな感覚は持ち合わせていなかったのです。結婚式をしたかったのは、一つのけじめにするためでした。
けじめとして挙げたいだけなので、さほど華美でなく、そこまでお金もかけず、少人数でそれなりの式ができればいいと思っていました。一方で、人生の一大イベントであることは確かなので、あまりにチープな感じになるのも避けたいと考えていました。
そもそも理想の結婚式なんてものがなかった私は、ゼロからの検討スタートで、式のイメージがまったく湧かず悩んでいました。そんな折に義母から「女の人なんやから理想のひとつやふたつあるでしょう」的なことを言われ、ますます焦りを感じたものです。(離れて暮らしていて普段連絡もとらないのに、なぜこの言葉をかけられるに至ったのか、今となっては謎)
イメージが湧かないのはインプットが足りていないんだと気づき、東京で2~3件ほどブライダルフェアというものに参加してみました。とくに結婚式に興味がなかった私も、模擬結婚式を見てみると少しは興味が湧いてきました。具体的に提示されると「こんな感じがいいな」とか「ここはそうじゃなくこうしたいな」などイメージが湧いてくるものでした。やはりフェアに行った意味はありました。
そして、「少量ずつだけどフルコース」のような披露宴メニューを試食しながら、この経費はここで式を挙げるカップルから出てるんだなあと切なくなりました。
そして話を進めるうちに、式は地方(夫の地元。関西)で行うことに決まりました。そこで具体的に式場を検討するため、関西版ゼクシィを取り寄せました。和風で落ち着いた雰囲気の式場が気に入り、「ここはどうだろうか?」と、夫と義母に相談してみました。
相談というより義母に「理想があるもんでしょ(概要)」と言われたことを気にしすぎて、「ちゃんと考えてますよ!」というアピールの気持ちが多分に含まれていたと思います。そして義母からの反応は「そんなせせこましい場所。○○みたいなところがええんちゃう?」
はぁー。せせこましいって何だろう??と思いました。
が、結局予算やらなにやらを検討していた結果「○○みたいなところ」で挙げることになりました。
招待客は少人数で考えていたため、当初、親族とごく親しい友人を想定していました。が、遠方になるため親族のみにしぼり、友人たちとは別途パーティーを開催することにしました。ちなみに、会社の上司などを呼ぶ気はさらさらなかったので、普通に「親族のみで執り行いますので」と断りを入れていました。田舎でよくあるご近所さんについては、上京してからは縁のないものだったので気にする必要はありませんでした。
最終的には、いろいろ落としどころを押さえて、満足のいくいい結婚式になったんじゃないかなあと思っています。
おわりに
今回は結婚式のお金のことを振り返ってみました。
親族のみの最小限で行いましたが、70万円かかっていました。ご祝儀をそれなりに頂くことができたので赤字にはなっていなかったようです。
お葬式も最小限でやりたいです