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着物レンタルの体験談。親族の結婚式での着物の選び方・予算・利用の流れなど

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先日、きょうだいの結婚式があり、和装(色留袖)で出席してきました。

通販のレンタルがとても便利なことが分かりましたので、予約から返却までの流れ、気になる予算など、今回の体験をまとめてみようと思います。

ちなみに、私は着物とはあまり縁がなく、成人式と大学の卒業式くらいしか着たことがありません。着物の知識はありませんでしたが、レンタルするだけなら全く問題ありませんでした!

どこでレンタルする?

今回は楽天市場を利用しました。



選んだポイントは、フルセットでレンタルできるところでした。

自分で用意するのはタオル3~4本のみでOKで楽チンです。(タオルは着付けに使います)

最近のレンタルはフルセットが主流なのかもしれませんが、成人式か何かのときは、肌に直接触れるもの(肌襦袢・裾よけ・足袋)は自前で用意しなければならないレンタル屋さんでした。

今回はいずれもセットに含まれており、足袋はプレゼント扱い(返却不要)になっていました。

また、クリーニング不要で、利用後にそのまま返却できるのも便利なポイントです。

ご参考

留袖の着付けに必要なものです。お店によって呼び方が異なったりして、初心者には結構難しいです……

着物、帯、長襦袢、半衿、衿芯、帯揚げ、帯板、帯締め、帯枕、伊達締め、腰紐、コーリンベルト、草履、バッグ、末広(扇子)、肌襦袢、裾よけ、足袋、タオル

※長襦袢は半衿がくっついていることもある

※伊達締めは2本、腰紐は4~5本

※肌襦袢は、裾よけと一体型の着物スリップのこともある

※タオルはフェイスタオルのサイズのものが4~5本あれば足りる

着物の種類は黒留袖?色留袖?訪問着?

着物の種類について無知だったので、ここからのスタートでした。

調べたところ、

既婚女性の場合、黒留袖が最上級の礼装、その次にフォーマルなのが色留袖でした。五つ紋の色留袖であれば黒留袖と同じ第一礼装になるとのこと。そしてその次が訪問着だそうです。

今回は主賓の実の姉、かつ30代も後半なので黒留袖でもいいくらいでしたが、母と私ふたりとも黒というのも……という話になり、色留袖にしました。五つ紋ではなく三つ紋の準礼装でしたが、まあそんなに格式高い家柄でもないのでそこまでは気にしませんでした。

着物の色は、落ち着いたベージュ系で、金や赤の模様が入っている地味すぎないものを選びました。新婦のカラードレスの色とかぶらないように気をつけました。

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予算は?

私が利用したショップ「好日屋」さんの色留袖の価格を見たところ、

最安で14,800円、一番高くても29,800円でした。

私は19,800円の色留袖をレンタルしました。

送料込みでした。

ちなみに母は別のショップで黒留袖をレンタルしたのですが、なんと1万円だったそうです!特に安っぽい印象もなく、しっかりしたお着物でした。

また、自分でできる人は大丈夫ですが、着付けやヘアセットの予算も考えておく必要があります。

私は結婚式場に着付け&ヘアセットをお願いしたのですが、2万円強かかりました。

割高感は否めません!

工夫すればもっと安く抑えられたと思いますが、あちこち移動する時間や煩雑さ、体力の消耗のことを考え、今回は式場でまとめてやってもらうことにしました。(金の力で解決)

利用の流れ

今回利用したショップを例に説明します。

利用日の2日前に到着、利用日の翌日に返却(発送)でした。

予約

楽天で普通にお買い物するのと同じです。

気に入った着物を見つけて、予約に空きがあるかを確認して購入手続きをしました。

その際、足袋のサイズ、お届け希望日、年代、利用日などを入力しました。

プラス1,000円で「安心パック」をつけることができました。

「安心パック」は、保険のようなものです。

通常、著しく汚してしまった場合や破損してしまった場合は別途代金が請求されることになりますが、このパックをつけておけばその料金がかかりません。

ちょっと迷いましたが、親族に小さな子どもがいるため、食事の席などで万が一のことがあったらと思い、念のためつけておきました。

着物以外の帯や小物類は基本的におまかせになります。

購入時に年代を入れるのはコーディネートの参考にするためと思われます。

今回のショップでは、注文時、備考欄からコーディネートの希望を伝えることができたので、「商品画像に近いコーディネートでお願いします」と記入しておきました。

在庫状況によっては希望通りにはならない可能性もありますが、私はイメージどおりの帯になっていました。

着物一式は4kg~5kgの重さがあります。車移動の場合は問題なさそうですが、電車移動だったり、遠方から向かう場合には結構な荷物になります。

着付けをしてもらうお店に直接配送するようにすると、当日の荷物が減って楽になります。もちろん、勝手に送りつけるのはNGなので、受取が可能かどうかお店に確認しましょう。

ただ、レンタル品を事前に確認できないというデメリットもあります。

実績がありそうなショップであれば心配する必要はなさそうですが、万が一もありえます。自宅に届くようにしておけば、○○が足りなかった!という場合にも、当日までに何とか準備できる可能性があります。

今回、私は初めての着物レンタルだったので一抹の不安があり、自宅に届けてもらうことにしました。

受取&確認

持ち運びに便利なバッグ型の入れ物で届きました。

ビニール袋がかぶせてあったのですが、返却時も使うとのことで、たたんで一緒に入れておくことにしました。

バッグを開けると、着物のほか「商品チェックシート」と返却用の着払い伝票も入っていました。

チェックを始める前に、戻し方がわかるように、スマホでバッグの中の写真を撮っておきました



チェックシートの「到着」の欄に、品物と照らし合わせながらチェックをつけていきました。

チェックシートに写真も載っているのですが、紐の類いなどは見分けがつかないものもあり……少し自信がありませんでしたが、モノの数は合っていたので良しとしました。

今回はバッグ型の入れ物だったのでそのまま持ち運びましたが、段ボールで届いた場合は、必要に応じてキャリーバッグなどに詰め替えるとよさそうです。

利用当日

着物一式と、あとタオル5本、そして手持ちの髪飾りを持っていきました。

着付けとヘアセットどちらが先が分からなかったので、前開きの服を着ていきました。

ちなみに、着物に匂いがついてしまうため香水とタバコは不可となっていました。

私はどちらも利用しないため問題ありませんでした。

着付けは担当の人におまかせで、特になにもする必要はありません。

トイレのときはどうするかも教えてもらえました。

心配であれば着付けしてくれた方に聞いておくと安心です。

返却

着物を脱ぐときは自分でやらないといけませんでした。

よく分からなかったのですが、とにかく紐をほどけば何とかなるようです。

着物のたたみ方も自信がなく、脱ぐだけでワタワタしている私の横で、祖母がたたんでくれました。

レンタルを利用者がみんな着物のたたみ方を知っているとは限らないですし、その辺はきっとなんとかしてくれるシステムになっているのだと思います。よほど滅茶苦茶にしなければ大丈夫だと思われます。

バッグの中に着物一式を納めながら、再度チェックシートの「返却」欄にチェックをつけました。

その後、バッグにビニール袋をかぶせ、着払い伝票を貼り付け、発送しました。

(ゆうパックであれば郵便局、ローソン、ミニストップに持ち込みます。宅急便であればヤマトの営業所か、セブンイレブン等になります。集荷依頼もできると思います)

これにて!完了です。

発送の翌日、ショップから無事に届いたとのメールが届いていました。

おわりに

ある程度お金がかかりますが、着物に詳しくなくても着物レンタルは簡単に利用できました!

友人の結婚式だったら服にそこまでかけられないな……という感じですが、親族ということで着物にチャレンジしてみて、いい記念になりました。

着物レンタルを検討している方の参考になれば幸いです!

以上、ありがとうございました。

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